夏だ!サマー! オシャレかまして思いを馳せて、飛行機に乗り出発ゴー! 書を捨てて家も捨て旅に出よう! 財布もスラれてメソメソ泣こう! 海に行くつもりじゃなかった。もしもあの世に行けたら……というわけで、インドネシアの洒落た6人組、ホワイト・シューズ・アンド・ザ・カップルズ・カンパニーの5年ぶりとなる新作『Album Vakansi』のライナーノーツをわたくし小熊が書かせていただきました。(リリース元の)プロダクション・デシネさま、いつもありがとうございます。 デシネの作品にハズレなし(マジで)!
レトロチックでいなたいアジアン・ルックスから織り成される洗練された音のヴァカンス、風のミラクル、宇宙のファンタジー、マジカル・ミステリー・ツアーfromインドネシア! 渋谷系の精神は遠くジャカルタで花開いたのであった…! ギタポもディスコもジャズもボッサも映画音楽も民族歌謡も、みーんなミックスされたハイセンス・チューンの連続に圧倒されてみてください。腰を揺らしながらしんみり泣くっきゃない。日本盤には、かのジミヘンの名曲「Crosstown Traffic」の驚愕カバーまでボートラとして収録だ!!!!!!
おどろきの完成度に唸らされ、ライナーを書き上げたあともすっかり愛聴盤のひとつになってしまいましたが、いろいろ調べて驚かされたのが本作から広がるジャカルタ・シーンの魅力。すぐれた作品は歴史を紐解くにもすばらしい指針となるわけで、かの地の熱狂は自分自身もまだうっすらとしか認識できてませんが、紹介しがいがありそうなので、暇を見つけてそういったちょくちょく記事も書いていくつもりですー。
↑アルバムのトレイラー
↑楽しそうなアートワーク作成の図。BGMで流れているのは「Hacienda」。ホット!
↑個人的にアルバム一のお気に入り、「Selangkah Ke Seberang」。
ちょっと音質悪いライブ動画ですが、超ファンキー!
↑個人的にアルバム一のお気に入り、「Selangkah Ke Seberang」。
ちょっと音質悪いライブ動画ですが、超ファンキー!
↑リハーサル・セッション兼MV。「Vakansi」はしっぽり聴かせる心地よい一曲。
オジサマっぽい人は巨匠ジャズ・ギタリスト。
ベテランへのリスペクトっぷりも本作の魅力のひとつ。
コチラでは同曲のライブの模様も。どうです、この艶やかさ!
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